ハグナビサポーターレポート
Hello 子育てファイターさま
出産・育児
子育て
サポーター:教育・保育指導員
2016年03月29日掲載
ハイハイができるようになる前には何度も体をそらせバランスをとったり、スプーンが使えるようになる前には握ったスプーンをテーブルに打ちつけ音を出したり、言葉を使う前にはオリジナルことば(喃語(なんご))でおしゃべりしたりと、その先にある世界に向かって全ての力を出しきっています。
「○か月になったのだから(○歳になったのだから)、これができるはず」と導くのではなく、うまくできない事を含めさまざまの経験を重ねながら「新しい自分に向かっている」と思うと、全ての行動の前段階に、愛おしさを感じます。何もできない、わからない小さな存在として捉えるのではなく、今日の経験の積み上げこそが、我が子の人生の輝きに結びつくと思うと、どんな場面もほほえみながら応援が出来そうです。
さて、そこにはいくつかのポイントがあると思います。もちろん私流で大切にされている事が基盤になりますが、新しい挑戦をし、「○○ができるようになりたい」と願ってもすぐにできない現実にぶつかり、葛藤している小さな体。自分の力で乗りこえようとする時、そのかぎを握っているのは「大好きな人」の存在です。腹ばいができるようになったとき、正面の世界がステキだからこそ、懸命に肘で支え、より高く首をあげようとするのでしょう。そしてさらなる行動へ・・・。一度はあきらめてしまったハイハイも、大好きな人の胸の中や膝の上でたっぷりとエネルギーを補給しながらじっくり乗りこえていくことで、ひとまわり大きな「新しい主人公」として輝くのです。
かけがえのない主人公は、「愛してるよ」「だいじょうぶ」「あなたの事が何よりも大切」等のメッセージを受けとめ、見守られている安心感の中で、未知の世界への興味に向かい歩み続け、何事にも不思議に思う心と好奇心によってたくさんの事を学んでいきます。
新しい自分を日々築いている姿に寄りそい、共に生きる「しあわせ時間」を響き合ってみませんか。